豆腐干とは

「豆腐干」は、豆腐に圧力をかけて水分を抜き乾燥させたものです。

 

他にも「干し豆腐」や「干豆腐」などと呼ばれることもあり、特に細切りにしたものは「豆腐麺」や「豆干絲」とも呼ばれ、中国料理の定番食材としても親しまれています。

 

最近では、低糖質で高たんぱく質な食材としてメディアなどで取り上げられることも多く、日本でも注目されています。

 

豆腐干の種類

多く出回っているものは細い麺状のもの。中華麺やパスタのように麺類の代わりに使いやすいタイプです。

 

 

少し太めに切った平切りのタイプは、煮物や汁物に使いやすく、平打ち麺の代用品としてもおすすめです。

 

 

また、シート状のものもあり、好きな形に切って使うことができるので、さまざまなアレンジができます。

 

 

豆腐干の戻し方

豆腐干は、調理の前に茹でる必要があります。

 

冷凍状態で出回っているものもありますが、それらは冷蔵庫で自然解凍するか、袋のまま流水で解凍してから茹でます。

 

 

やわらかい食感を出したい場合には、茹で上がる少し前のお湯に、お湯の0.1パーセントの量の重曹を入れると良いでしょう。

 

麺類の代わりに使う場合は、お湯の1パーセントの塩を入れて茹でると、豆腐干に下味がつき、味が決まりやすくなります。

 

アレンジ基本編

タイプ別に基本のアレンジをご紹介します。

 

細切りタイプ

中華料理ではこのタイプを和え物や炒め物などに使うことが多く、アレンジが浮かびやすいかもしれません。

 

定番なのは豆腐干を麺に見立て、焼きそばやパスタなどに使うアレンジ。糖質が気になる人も罪悪感なく食べられます。

 

 

全部を豆腐干にするのはちょっとという場合には、麺と半分ずつにするのも良いでしょう。食感の違いも楽しめておすすめです。

 

 

また、ひじきなどと一緒に炒め煮にしてもおいしいです。この場合も先に茹でておくようにしてください。

 

 

平切りタイプ

このタイプは汁物や煮物に使いやすいタイプです。

 

長く煮込んでも崩れず、ほうとうやきしめん、フェットチーネなどの平麺の代わりにも使えます。

 

 

また、茹でたものをオーブンで焼くと、チップスになります。

 

豆腐干自体の味は淡泊なので、カレー粉やコンソメ、シナモンシュガーなどでしっかりと味をつけるのがおすすめ。

 

レンジで作ることもできますが、オーブンを使った方がパリっと仕上がります。

 

 

シートタイプ

お好みの形に切って使えるので、アレンジ幅は一番広いといえます。

 

おすすめはピザ生地に見立てるアレンジ

 

ピザソースを塗ってお好みの具材を乗せて焼くだけ。パリッと軽く、スナック感覚で食べられます。

 

 

アレンジ応用編

最後は、豆腐干を細かく刻んでハンバーグに混ぜ込むアレンジ。

 

豆腐を使うハンバーグは水切りをするのに少し手間がかかりますが、豆腐干ならその手間はいりません。

 

ひき肉状に切った豆腐干をタネに混ぜるだけで、いつものハンバーグのカロリーを抑えることができます。

 

 

独特の食感としっかりした噛み応えのあるハンバーグで、咀嚼回数も増やすことができます。

 

まとめ

大豆が原料の豆腐干は、「低糖質」「低脂質」「低カロリー」「高たんぱく」などの要素を兼ね備えています。

 

まさに、健康志向が高まる昨今にピッタリな優秀食材。

 

その上、麺の代用品として主食になるだけではなく、主菜・副菜としても様々なアレンジができる万能食材です。

 

ぜひ味わってみてくださいね。

 

大豆からできるヘルシー食材についてもっと知りたい方は、ぜひ「おから」のアレンジレシピの記事もご覧ください。

 

おからの記事はこちら

 

参考文献

テレビ朝日 https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000240495.html 
優食 https://yushoku.co.jp/
豆干絲(おとうふ工房いしかわ) https://www.rakuten.ne.jp/gold/otoufu/tokansu_recipe.html

 

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