ニラの種類や特徴

ニラは東アジア原産で、ユリ科のネギ属の野菜です。日本では高知県、栃木県、茨城県などを中心に栽培されています。一度収穫しても新葉が新たに伸びてくるため、年に数回収穫することもできる生命力の高さも魅力のひとつです。

私たちがよく目にするニラは濃い緑色をしていますが、「黄ニラ」や「花ニラ」という種類も存在します。主に岡山県で栽培されている黄ニラは、日光を当てない軟白栽培という方法で育てられており、薄い黄色でやわらかく甘味もあるのが特徴です。

いっぽう花ニラは、青ニラの花芽が成長してつぼみのついたもののことを指します。柔らかい花茎とつぼみの部分を食用としており、ニラ特有の風味は落ち着き、甘味が増します。栽培方法や成長具合によって、味わいに変化があるのが面白いですね。

ニラは乾燥や水気に弱くてしおれやすいため、できるだけ早く使い切ることがおすすめです。使い切れない分は予め調味料と合わせておくことで調理の手間がなくなり、忙しい時にも手軽に調理することができますよ。

万能ニラだれの作り方

ここからは、万能ニラだれの作り方をご紹介します。ニラの使用量によって、調味料の分量は適宜調整してください。

〜材料（作りやすい分量）〜

・ニラ　1袋

・醤油　100ml

・酢　大さじ2

・ごま油　大さじ2

・砂糖　小さじ2

・豆板醤　小さじ1

・すりおろし生姜　小さじ1

・すりおろしニンニク　小さじ1

・塩　少々

〜作り方〜

1.ニラは1cm幅に切ります。

2.ボウルに調味料、1を入れて混ぜ合わせてふんわりとラップをします。

3.600Wの電子レンジで2分ほど加熱し、全体に味が馴染んだら完成です。

完成したタレは清潔な容器に入れて蓋をし、冷蔵庫で保存してください。

辛味が苦手な方は豆板醤の量を調整してください。お好みで、ごま油の一部をラー油に置き換えても、より美味しくお召し上がりいただけます！ぜひお試しくださいね。

万能ニラだれを使ったレシピ

1.食材と和える

加熱したもやしやナスなどの野菜に万能ニラだれを和えるだけで即席副菜の完成です。あと一品欲しい時などに重宝しますよ。また、市販の水餃子などに和えると、ワンランク上の味わいに早変わり！手軽なアレンジで手抜きに見えない本格的な料理になるのが嬉しいですね。

2.食材と炒める

お昼ごはんの料理によく登場するチャーハン。玉ねぎをみじん切りにして炒めて……と意外と手間のかかる工程もありますが、万能ニラだれを使えばもっと簡単に作ることができます。

フライパンに、ごはん150gに対して万能ニラだれ大さじ1を入れて炒めます。溶き卵を入れて混ぜ合わせ、こしょうで味を整えたら完成！

5分で完成するので、リモートワークの日のお昼ごはんにもピッタリです。

その他にも、豚バラ肉などのお肉と万能ニラだれを一緒に入れて炒めたら、あっという間におかずが完成します。ごはんの進む味わいで、お弁当のおかずにもなりますよ。

3.食材にのせる

最後にご紹介するアレンジは、食材にのせるだけの超簡単料理。今回は輪切りにしたトマトに万能ニラだれをかけてみました。瑞々しいトマトの酸味に、ピリッと辛い万能ニラだれがよくあいます。冷奴、うどんのトッピングにもよく合うので、さっぱりとしたものが食べたくなる暑い日におすすめです。

まとめ

料理のアクセントとなる香味感を楽しめるニラ。そんなニラを使った万能ダレを週末に作っておけば、忙しい平日のお助け食材になること間違いなしです。定番料理だけでなく、あなただけのお好みの食べ方を見つけてくださいね。

食べチョクでは、全国の生産者さんから直接ニラを購入することもできます。この機会に新鮮なお野菜をお取り寄せし、様々な料理に挑戦してみてくださいね。

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脇坂 麻友美

滋賀県出身。管理栄養士・フードコーディネーター。「頑張る人たちを食で支えたい。毎日の小さな幸せを届けたい。」の思いを形にするべく、働きながらレシピ作成やライターとしても活動中。食と旅行が大好きな人。