「つるむらさき」とは

トマトやナス、ゴーヤなど、果菜類と呼ばれる野菜が多く並ぶ夏に、モロヘイヤや空心菜と並んで旬を迎える緑黄色野菜です。

 

 

生で食べることもできますが、土っぽい香りがあるので、加熱した方が食べやすくなります。加熱するとモロヘイヤに似た独特のぬめりが出ますが、それほど強くはありません。

 

多く出回っているのが緑色の「緑茎種(青茎種)」なので、「むらさき」という名前がついていることに疑問を感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

 

実は「紫茎種(赤茎種)」の「つるむらさき」もあり、こちらが名前の由来になったといわれています。

 

 

「つるむらさき」の選び方と保存

葉は鮮やかな濃い緑色でみずみずしく、茎の切り口が茶色くなっていないものを選びましょう。葉が厚いものは、日光をたくさん浴びている証拠です。

 

 

保存する際は、湿らせたキッチンペーパーなどで包んでポリ袋に入れ、野菜室に立てて入れましょう

 

基本のゆで方とアレンジ方法

つるむらさきは茎が太いため、茹でる場合は、茎と葉に分けましょう

 

 

たっぷりのお湯にを入れて沸騰させ、先に茎を入れて約1分、その後、葉を入れて約1分茹でましょう。茹で上がった後はすぐに氷水に入れて冷ますことで、鮮やかな緑色を保つことができます。

 

 

しっかりと水気を切り、お好みの長さに切って使いましょう。

 

おひたし和え物などがおすすめです。

 

 

また、ぬめりがあるので、納豆や長芋、オクラなど、ねばねば食材との相性も抜群。ごはんに乗せたり、そうめんやパスタと合わせて冷やし麺にしたりするのも良いでしょう。

 

 

おすすめレシピ

最後に、下茹でなしで使えるレシピをご紹介します。

 

つるむらさきとミニトマトの中華スープ

 

〈材料〉 2人分

・つるむらさき…50g

・ミニトマト…6個

・卵…1個

・水…400ml

・鶏がらスープの素…小さじ1

・醤油…大さじ1/2

・白いりごま…適量

・ごま油…適量

 

〈作り方〉

1.つるむらさきは根元を切り落として2センチ幅に、ミニトマトは半分に切る。

 

2.鍋に水を入れて火をつけ、沸騰したら1を入れてしんなりするまで加熱する。

 

3.鶏がらスープの素醤油を入れて混ぜ合わせ、ひと煮立ちさせる。

 

4.溶いた卵を流し入れ、ふんわりしたら火を止める。

 

5.器に盛り、お好みで白いりごまごま油をかける。

 

茹でると栄養分は逃げてしまいがちですが、スープなら逃さず摂取することができます。少しとろみもつきます。エアコンで冷えすぎた身体も温まりますね。

 

豚肉とつるむらさきのさっぱり梅炒め

 

〈材料〉3~4人分

・豚こま切れ肉…180g

・つるむらさき…200g

・ぶなしめじ…50g

・パプリカ…1/2個

・ニンニク…1片

・ごま油…大さじ1

合わせ調味料

  梅(かつお梅など)… 2個

  酒…大さじ2

  みりん…大さじ1.5

  醤油…大さじ1

 

〈作り方〉

1.つるむらさきはを分け、3センチくらいの長さに切る。パプリカはつるむらさきと同じくらいの大きさに切り、ぶなしめじは石づきを取って食べやすい大きさに裂く。ニンニクはすりおろす。

 

2.は種を取り除いて叩き、酒・みりん・醤油と合わせておく。

 

3.フライパンにごま油ニンニクを入れて火をつけ、香りがたったら豚肉を加えて炒める。

 

4.豚肉の色が変わってきたら、つるむらさきの茎パプリカを入れて炒め、しんなりしたら2つるむらさきの葉を入れて絡めながら炒め、なじんだら器に盛る。

 

土っぽい香りが苦手という人もいますが、ニンニクと合わせると気にならなくなります。を使うことでさっぱり食べられるので、暑い夏でもご飯が進む1品です。

 

まとめ

これまで「つるむらさき」を遠い存在だと感じていた人も、少し身近に感じていただけたでしょうか。今回はつるむらさきが初めてでもチャレンジしやすいレシピを紹介しましたが、他にも揚げ物にしたり魚介類などと合わせたりしてもおいしく食べられます。ぜひ旬の食卓に取り入れてみてくださいね。

 

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