サツマイモは9~12月の秋から冬にかけて旬を迎えます。
寒くなるとなぜか自然とサツマイモが食べたくなるのは、ちょうどこの時期においしくなるからなんですね。ちなみに、サツマイモは収穫直後は甘くなく、1か月以上熟成させてから売り場に出されます。
収穫は8~10月ごろで、熟成させた9~12月ごろが食べ頃の旬となるわけです。生産量全国1位は鹿児島県。字のごとく、サツマイモは「薩摩の芋」と知られ、鹿児島から国内全域に広がったお芋です。
サツマイモといえば、いも類のなかでも特に食物繊維が豊富で知られています。
食物繊維は、腸内に存在する善玉菌を増やし悪玉菌や毒素を吸着して排泄する働きがあるといわれています。女性に多い便秘体質の方には、腸内環境の改善が期待できます。
さらに便秘によって引き起こす、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルにも効果的です!
また、糖分をエネルギーに変えるビタミンB群や、抗酸化作用を持つビタミンE、コラーゲンの生成を促進するビタミンCなど、さまざまな栄養素がバランスよく含まれています。
ほかに、サツマイモのビタミンCは、喉の粘膜を強くする効果があるので風邪予防に効果的です。また、美肌効果も期待できます。
サツマイモの蒸しパン
調理時間:30分
[材料]
(マフィン型6個分)
・小麦粉または米粉 :150g
・ベーキングパウダー :小さじ1
・サツマイモ :1/2本
・卵 :1個
・きび砂糖 :40g
・はちみつ :大さじ1
・菜種油 :大さじ1と1/2 ※サラダ油で代用OK
・牛乳 :1/2カップ(100ml)
・黒いりゴマ :適量
[下準備]
・小麦粉(または米粉)をボウルに入れ、ベーキングパウダーを加え混ぜ合わせます。
・サツモイモを1㎝角程度に切り分け水にさらします。水にさらした後水気を軽く切り、ボウルに入れふんわりとラップし、600Wのレンジで2分程度温め火を通します。
・鍋にお湯を鍋底から2㎝程度張り、ふたをして火にかけ温めます。
[調理方法]
① ボウルに卵を割り入れ、きび砂糖とはちみつを加え泡立て器で混ぜ合わせます。
② 牛乳を加え混ぜ、菜種油も加え混ぜます。
③ ②のボウルにあらかじめ混ぜ合わせておいた粉類を加えなめらかになるまで混ぜ合わせます。(小麦粉の場合は混ぜすぎるとグルテンが出て固く仕上がってしまうので混ぜすぎないようにしてください!)
④ 型に③の生地を流し入れます。サツマイモもバランスよく加え、最後にゴマを散らします。
⑤ 温めておいた蒸し器で蒸します。ぐらぐらと湯気が出るくらい温まっている鍋に蒸しパンを並べ、ふたをして強めの中火で15~20分蒸します。
ふっくらと蒸し上がり、竹串をさしても生地がついてこなければできあがりです!
[ワンポイントアドバイス]
お好みの具材でアレンジしてみてください!サツマイモの代わりにカボチャでもおいしく仕上がりますよ♪
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料理家。大学卒業後、航空会社勤務を経て、本格的に食の世界へ。自宅にて料理教室「ごぼう茶.com」を主宰。フードコーディネーターとして、大手企業のメニュー開発やフードスタイリング、レシピ提供など食に関するあらゆる分野にて活動中。