こんにちは。管理栄養士 節約美容料理研究家 金子あきこです。寒い日はお鍋や温かいスープなどが恋しくなりますよね。食べれば体は温まり、心もほっこりでリラックス気分になります。せっかく温かいものを食べたのだから出来る限り体の中がポカポカ状態をキープさせたいもの。そんな時に、重宝するのが生姜です!
生姜は加熱して食べるべし!
今日取り上げる食材は生姜。我が家も冬の寒い時期にはよく登場する野菜です。生姜は温めて食べることで温活効果がUPします。生姜を加熱することでジンゲロールという成分が体を温める作用のあるショウガオールに変化し、温活パワーが増します。ですからスープなどに加える際にはあとで器に入れてから加えるのではなく、お鍋で作る時点で加えましょう。ただ、100℃以上の高温にするのはNG。
ショウガオールは血行促進作用があり、冷え性の改善や免疫力向上で風邪予防に役立ちます。スープ以外にもお味噌汁にも合います。また生姜の入った「くず煮」なども体の中から温まりますね。
八宝菜に加えれば、野菜たっぷり温活おかずに進化!
お鍋に隠し味として入れても美味しいのですが、我が家では八宝菜のような、豚肉と野菜のたっぷりと入ったおかずに生姜を加えます。豚肉に白菜、人参、椎茸、ニラなど、その時家に余っている野菜をだし汁にドバっと入れて、酒、醤油、塩そしておろし生姜で味をつけ、最後に片栗粉でとじます。
夕飯のおかずにもなりますし、余ったときはちょっと塩をプラスしてうどんや中華麺用に「あんかけ麺」としてアレンジして子供のおやつや休日のランチに使いまわします。子供たちにも大人気なメニューです。いろいろなシーンにおいて家族で温活に取り組めますよ。
生姜のすりおろしは要注意!
もちろん生姜をすりおろして生で薬味にする場合も、血流を良くする作用や体が温まる作用もありますが、加熱して食べるほどの効果は期待できません。また、すりおろすことで酸化され、温活パワーがダウンしやすいので、すりおろして加熱する場合は、加熱する直前ですりおろしましょう。
ダイエットの秘密兵器は乾燥生姜!
ショウガオールは、血行を良くし代謝を高めエネルギー消費を促します。ということは、痩せやすくなるということです。この効果は活かさないともったいないですよね。
秘密兵器は乾燥生姜です。オーブンで簡単に作ることができます。皮をむいた生姜を薄い輪切りにして100℃のオーブンで90分前後焼きます。すると生姜が乾燥し、ちぢんだロースト生姜が完成します。
これを紅茶に浮かべてもいいですし、ブレンダーなどで粉末にして小瓶などに保存することで、生姜湯や粉末を汁物などに手軽に入れられます。加熱し乾燥させていますから温活パワーはしっかりあります。パウダーにすることで持ち運びも可能になり、温活できる機会がさらに広がります。
いかがでしたか? 温活の代表選手、生姜を活用し、体の中心から温めることはいいことたくさん! ダイエットにももちろん、風邪の引き始めにもおすすめです。「なんとなく喉が痛いな。寒気がするな」というときに試してみてください。
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Aricofood株式会社代表取締役 管理栄養士。レシピ開発、セミナー、コラム執筆、メディア出演等。40代からのダイエットサポート、セッションなど女性の美に特化し行っている。著書に「ショウガ甘酒食べる健康法」(日本文芸社)「おなかぺったんこ腸筋レシピ」(リピックブック)。