【シンガポール】外国人は健康や自然志向、若者はファッション感覚

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面積が狭いシンガポールの場合、農業は地元産の食材は限られており、さらにオーガニック栽培のものとなると、かなりの高級品となってしまいます。また、ホーカー(屋台)文化が根強いシンガポールの一般家庭では、食の安全性に対する関心は、外国人に比べれば低いのが事実。

 

一方、シンガポール在住の外国人は、最近増えてきたオーガニックスーパーマーケットで買い物したり、通常のスーパーマーケットでもオーガニック食材コーナーから野菜やフルーツを選ぶのが一般的です。また、ここ数年、自家菜園で育てたオーガニック野菜を使用したカフェなどが、外国人居住者の多いエリアにオープン。健康や自然に配慮した文化が、徐々に浸透してきていると言えます。

 

また、シンガポールはインスタグラム先進国。シンガポールの若者を中心に、ファッション感覚で、クリーンイーティングやベジタリアン、ヴィーガンを推奨する人も増えてきているのも特徴的です。健康面や自然に配慮して、という意識はまだ低いようですが、時代の流れとともに、そういった志向へ変化していく日も近いのではないでしょうか。

 

【タイ】一般家庭でもオーガニックを選ぶのが主流

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もともと、タイの裕福層の間で、ファッション感覚で始まったオーガニックブーム。最近では、健康志向な人、ナチュラル志向な人、食の安全について関心を持つ人が多くなったこともあり、そのブームは留まることを知りません。もはや、ブームやトレンドと呼ぶよりも、一種のカルチャーになるまでの成長を見せています。かつては輸出専門だったオーガニック食材も、今や一般家庭の食卓でも、普通に並ぶようになったそうです。

 

バンコク市内には、タイ産のオーガニック野菜を使用したヴィーガンカフェや、タイの契約農場から仕入れたオーガニック食材から美容プロダクトまでを扱うオーガニックスーパーマーケットが10数店舗以上もあります。タイでオーガニックカルチャーが、いかに盛り上がっているのかということがうかがえますね。

 

【インドネシア・バリ島】ヨギーニが多く、ヘルシー志向な人が増えている

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世界中からヨギーニが集まる、ヨガの聖地として有名なバリ島。そんなヘルシーなライフスタイルを送るヨギーニを中心に、オーガニックフードが広がっています。ウブドを中心に、バリ島の高地で育ったオーガニック野菜やフルーツを使用したスローフードのお店が急増中。

 

食への強いこだわりを持っている人が多いのも、バリ島の特徴。ベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、マクロビなどさまざまな食の志向に対応できるようになっています。また、外国人観光客向けにインドネシア料理教室を開催している地元のオーガニックファームもあり、特に欧米人には人気のアクティビティのひとつです。

 

こうしたオーガニックへの関心や需要というのは、東南アジアだけでなく世界的にも広がりを見せています。インターネットやSNSの普及で、誰もが簡単に情報を得られるようになったからかもしれません。オーガニックを取り入れるきっかけは人それぞれですが、安心で安全な食品を摂取するということは、体にとって大切なこと。

 

東南アジアのトレンドを参考に、オーガニックライフを目指してみてはいかがでしょうか。

 

 

北欧スウェーデンのオーガニック事情はこちら

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