おうちで作れるレシピ付き食材」とは、「#CHEF-1」に賛同するスターシェフが、お困りの生産者さんの食材を使って、オリジナルレシピを考案して販売しているもの。

 

レシピは紙だけではなく動画にもなっており、シェフ自らが出演しています。購入者は紙のレシピと一緒に動画を視聴して料理を作る事で、おうちでレストランの味が頂けるのです。

 

また、購入すると生産者さんの売上に繋がり、「#CHEF-1」には食べチョクより1レシピにつき500円が還元されます。

 

今回、私が実際に購入して作ったのはこちらの商品です。

【レシピ動画付き食材】BBQで大人気!!紀州仕立て鮎(あゆ)の一夜干し【アユの一夜干しリゾット】

 

 

一夜干しの鮎をカリッと焼いて、頭から骨まで丸ごとお米と一緒に煮込んでいき、味わい深い出汁香ばしい香りが楽しめる極上のリゾット。

 

「リストランテカノビアーノ」植竹隆政シェフがレシピ作成者だそうです。

 

(私も作ってみました。鮎のリゾットを作ってみた編もぜひご覧ください。)

 

こちらのお料理、あまりに美味しくできて感激した私は、この商品がどのようにできたのか気になり、商品づくりに関わった食べチョク企画担当者、シェフ、生産者のそれぞれの「思い」をお聞きしてみました。

 

「生産者さん、飲食店さんを何とか支援したかった」

 

まずは、今回の企画を主導した、食べチョクの担当者 下村さんにお聞きしました。

 

ーー「【レシピ動画付き食材】BBQで大人気!!紀州仕立て鮎(あゆ)の一夜干し【アユの一夜干しリゾット】」、私も購入し、レシピ通りに作ってみました。とても美味しくいただきました。

 

「ありがとうございます。私どもにもそういったお客様の声が多く届いていまして、手応えを感じています」(下村さん)

 

ーー今回、この企画を思いついたきっかけは何だったんでしょうか?

 

「この企画は、コロナでお困りの生産者さんはもちろん、飲食店の休業に伴う、お困りのシェフさんも支援したいという思いから始まりました。

 

生産者さんからは、イベントの中止で売り上げが減ってしまった、玉ねぎが3トン余ってしまった、牡蠣が8000個余ってしまった等、多くの声が寄せられました」(下村さん)

 

ーーニュースでもよく取り上げられていましたね。

 

「また、おうち時間を充実させたいという方も増えてきましたよね。そして、せっかくお金を使うのであれば、頑張っている生産者や飲食店関係者のためになる購買をしたいと考えるお客さんが多いのではないかと感じ、この企画を進めました」(下村さん)

 

ーー「CHEF-1」とコラボした理由を教えてください。

 

「以前より、食べチョクではレシピ付き食材を販売していました。

 

それを、日本の料理業界を盛り上げるために人気料理番組を企画した放送作家さん方が立ち上げ、多くのスターシェフが賛同している「CHEF-1」が興味を持ってくださっていて、この、一次産業、飲食店の危機を経て、コロナ禍でお困りの飲食業界や一次産業界を一緒に支えて行く企画をお声がけ頂きました。

 

一次産業を支えていく食べチョクと、飲食店を盛り上げていく「CHEF-1」なら、互いの強みを生かしながら、企画を進めていけると考えたんです」(下村さん)

 

ーー今回、この企画を一緒に進めた生産者さんとは、どんな思いを共有しているのでしょうか?

 

「サクライさんにご購入いただいた【アユの一夜干しリゾット】を販売している湯川水産さんも、コロナでお困りの生産者さんのお一人です。

 

また、鮎はアレンジが効きそうな食材である一方、世間では丸焼きしか浸透していない。そこでシェフによるレシピと一緒に販売することで、よりお客様に鮎を楽しんで頂けると考えました」(下村さん)

 

ーーなるほど。余ってしまった食材をただ売るのではなく、一流シェフのレシピという新しい楽しみ方という付加価値をつけて提供したんですね。

 

「その通りです。より美味しく再現していただくために、レシピ動画も頑張って作りましたのでぜひご覧になってください」(下村さん)

 

 


▲【アユの一夜干しリゾット】のレシピ動画(予告編)はこちら!

 

「鮎を素材に選んだのは、味がピタリと決まるから」

 

次に、私が今回購入させて頂いた【レシピ動画付き食材】BBQで大人気!!紀州仕立て鮎(あゆ)の一夜干し【アユの一夜干しリゾット】のためのオリジナルレシピを考案された、「リストランテカノビアーノ」植竹隆政シェフにもお話を伺いました。

 

「あの鮎の一夜干しね。冷凍だから何時でもさっと炙って食べられるし、薄いから冷凍庫でも場所を取らないし、パスタに合わせてもいいし。カリっと焼いてサラダにしたのも作ってみたんだけど、美味しかったよ」(植竹シェフ)

 

ーー素材がそのものが良かったということですね。でも「野菜料理の魔術師」と言われるシェフが、何故「鮎」を今回題材に選んだのでしょうか?

 

「一夜干しはさ、塩加減を決めるのが楽なんだよね。鮎の香りと出汁もよく出るし。鮎という魚自体が、とても日本的で使いやすいでしょ。やれ、塩梅だ、味の深みだと困惑しがちな作り手の悩みを、鮎の一夜干しはサラっと払拭してくれるんだよね」(植竹シェフ)

 

ーーお家で作る人の悩みまで考え抜いて、オリジナルレシピを作って下さったんですね。ご自身のお店の方は、最近はいかがでしょうか?

 

「お盆で旅行に行けなかった方のご利用から、だんだんお客様も戻ってこられて、お陰様で少しずつよくなってきました。でも、やっぱり早く産地巡りが出来る環境になって欲しいですよね。産地を巡って、気候や風土とか、そこだからこその素材と出会う。それが僕の料理のモチベーションになりますから」(植竹シェフ)

 

ーーお店にもお伺いしてみたいです。

 

「9月はね、子持ち鮎のパスタで、うちのお店が助けられているんだよ。丁度季節の変わり目で、これ!という素材が見つけづらい時期に、子持ち鮎の卵をパスタに絡ませてね、カリっと焼いた鮎と合わせてね。焼きナスと合わせるのも美味しいし。ご家庭ならね、アサリの旨味を加えてあげると味に奥行きが出るんだよ」(植竹シェフ)

 

「こんなに皆さんに喜んでもらえるんやって。ふふふ」

 

最後に、シェフも太鼓判を押した「鮎の一夜干し」を生産し食べチョクに出品されている、和歌山県南紀白浜の湯川水産さんにお話を伺いました。

 

ーー湯川水産さんの鮎について教えていただけますか?

 

「うちの鮎は、清流富田川の伏流水をふんだんに汲み上げた、より自然に近い飼育池で育てています。餌も国産のものにこだわり、今までは主に豊洲市場を通し、高級料亭に卸す業者さんに販売していました」(湯川水産)

 

ーーが、コロナの影響で注文が激減したということですね。

 

「そうなんです。養殖池で大切に育ててきた鮎は、池の飼育キャパがあり、このままだと出荷制限のために飼育池で大量死になってしまいそうという所で、食べチョクに出品しました」(湯川水産)

 

ーー「食べやすくて、美味しい!」「魚嫌いの家族が、美味しそうに食べてくれる!」などなど、嬉しいコメントばかりだそうですね。

 

「おかげさまで、レシピ付き食材だけでなく、どの商品も正直びっくりするほど、高評価を頂きました」(湯川水産)

 

ーー鮎の一夜干しについてはいかがでしょうか?

 

「以前は、紀州ならではという特徴を生かすために、特産の梅の梅酢に漬けてみて、それを道の駅などに置かせてもらっていたんですよ。でも、お土産としてはなかなか見てはもらえなかったようで……。

 

それが、食べチョクさんで販売してみたら、多い時には1日に40セットを送らせて頂いたこともあり、こんなに皆さんに喜んでもらえるんや、って。ふふふ」(湯川水産)

 

ーー植竹シェフが、「これからの時期は子持ち鮎」と、おっしゃっていましたよ!

 

「そうですね。ウチもこれから、子持ち鮎も出荷できるようになりますし、秋から冬にかけては、初夏から夏の塩焼きとはまた違った味わいの甘露煮とかを皆さんに楽しんで頂きたいですね」(湯川水産)

 

まとめ

如何でしたか?

 

美味しい食材は、お店で仕入れられなくなっても、プロの心を動かし、そのプロのレシピで消費者も生産者も、今まで知っていた使い方とは違った美味しさに開眼する

 

作り手も使い手も、消費者も、みんなが幸せになれる素材を巡る美味しいサイクル

 

食べチョク利用者様にも、是非、企画者、シェフ、生産者の思いのこもった商品を味わって頂きたいです。

 

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