国産ブルーベリー栽培発祥の地は東京都小平市

日本国内のブルーベリー収穫量の全国第1位は、東京都であることをご存知でしょうか。
国産ブルーベリー栽培発祥の地でもある小平市を中心に、八王子市や町田市などでも栽培が行われています。


また、小平市は他に栃木県つくば市、山梨県北杜市とともに「日本三大ブルーベリー産地」
とも呼ばれています。

 

 

ブルーベリーは4月下旬~5月上旬頃、白やピンクの釣鐘状の花を咲かせます。
ほとんどの品種が「自家不和合性」という自分の花粉で受粉できないという性質を持っており、受精に他の品種の花粉を必要とするため、複数の品種を同時に栽培するのが一般的です。

 

ブルーベリーの多くは、「ノーザンハイブッシュ系」「サザンハイブッシュ系」「ラビットアイ系」の品種に大別することができます。

 

ブルーベリーの品種

「ノーザンハイブッシュ系」は、3つの系統の中で1番古くから栽培されています。
ブルーベリーの王様とも呼ばれる「スパルタン」や、大粒で中には500円玉サイズもある「チャンドラー」などもこの系統に含まれます。

 

 

酸味が際立つ中にさっぱりとした優しい甘さがあり、「ザ・ブルーベリー」としてこの系統を好む人も多いと思います。

 

「サザンハイブッシュ系」は「ノーザンハイブッシュ系」と比べると甘味が強いといわれる品種が多い系統です。
甘味が強くブルーベリー初心者にオススメといわれる「オニール」や、最も早く熟す品種の1つ「OPI」などがこれに分類されます。

 

「ラビットアイ系」は2つのハイブッシュ系よりも後に収穫期が訪れます。育てやすいものが多く、酸味よりも甘味が際立つ品種が多いです。
また、果実が成熟する前にウサギの目のようなピンク色になることから、この名前が付けられたといわれています。

 

 

ピンク色なのに“ブルー”ベリー!?

最近人気が上がってきているピンク色のブルーベリーをご存知でしょうか。
「ラビットアイ系」の「フロリダローズ」や、「ハイブッシュ系」と「ラビットアイ系」のハイブリッドと言われる「ピンクレモネード」などがこれに該当します。

 

 

「ピンクレモネード」はその名の通り、レモネードのように丸みのある酸味と、強い甘味を持つ品種です。それほど多くは出回っていないので、見かけたら是非食べてみてくださいね。

 

ブルーベリーの選び方・保存方法

ブルーベリーを選ぶ際は、果実全体がしっかりと色づき、ふっくらして皮に張りがあるものを選びましょう。
保存する場合は野菜室がオススメです。傷んだ実がないか確認し、あれば取り除くようにしてくださいね。

 

ブルーベリーの食べ方

ブルーベリーは種がないのでとても食べやすく、そのままヨーグルトに乗せたり、スムージーにしたりしていただくことができます。
また、そのまま保存袋に入れて冷凍しておくと、シーズンオフでも楽しむことができるので便利です。新鮮なうちにジャムやコンポートするのも良いでしょう。
以前の見た目が可愛いブルーベリーマフィンの記事で紹介したマフィンもオススメなので、是非チェックしてみてくださいね。

 

最後にブルーベリーを使った2品をご紹介します。

 

ポークソテー ブルーベリーソース

 

 

【材料(2人分)】

 ・豚ロース肉 2枚
・塩 少々
・胡椒 少々
・油 適量

[ブルーベリーソース]

・ブルーベリー 100g
・バター 20g
・赤ワイン 50ml
・バルサミコ酢 大さじ1
・醤油 大さじ1

 

【作り方】

1.小鍋にブルーベリー・バター・赤ワインを入れ、ひと煮立ちさせる。
2.バルサミコ酢と醤油を加え、煮詰める。
3.豚肉は脂と赤身の間の筋に数本切れ目を入れ、塩胡椒で下味をつける。
4.フライパンに油を入れて熱し、3を盛りつけるときに上になる面を下にして入れ、焼く。
5.こんがりと焼き色がついたら裏返し、焼いて皿に盛る。
6.ブルーベリーソースをかける。

 

ブルーベリーレシピというとスイーツを想像する人も多いと思いますが、今回はメインのソースに使ってみました。
ブルーベリーとバルサミコ酢の自然な甘さのみで仕上げています。今回は豚肉に合わせましたが、サラダチキンやローストビーフなどにかけるのもオススメです。

 

ブルーベリーのヨーグルトムース

 

 

【材料(プリンカップ3つ分)】

・ブルーベリー 80g
・プレーンヨーグルト(無糖) 150g
・砂糖 大さじ3
・レモン汁 大さじ1
・ゼラチン 5g
・お湯 大さじ2

 

[トッピング用]

・プレーンヨーグルト(無糖)
・ブルーベリー
・ミントの葉

 

【作り方】

1.ブルーベリー・プレーンヨーグルト・砂糖・レモン汁を合わせ、ハンドブレンダーやミキサーを使ってなめらかになるまで攪拌する。
2.お湯にゼラチンを振り入れてふやかし、1に加えて混ぜ合わせ、器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。

3.トッピング用のヨーグルト・ブルーベリーを乗せ、ミントを添える。

 

朝のデザートとしておなじみのブルーベリーとヨーグルトの組み合わせ。
今回は固めてシンプルなムースにしました。クリームチーズを加えると濃厚なお味になります。
冷凍ブルーベリーでもできますが、旬の時期には是非フレッシュなものを使ってくださいね。

 

まとめ

 

フレッシュなブルーベリーは、1粒ずつつまむのではなく、手のひらいっぱいに乗せ、一気に口の中に放り込む、これは私が出会った全てのブルーベリー生産者様が口をそろえるおすすめの食べ方です。

 

フレッシュな国産ブルーベリーが出回るのはだけ。是非いろいろな食べ方で楽しんでくださいね。

 

 

旬のブルーベリーはこちら

参考

 

平成30年産特産果樹生産動態等調査 かんきつ類以外の果樹【落葉果樹】
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00500503&tstat=000001020907&cycle=7&year=20180&month=0&tclass1=000001032892&tclass2=000001150626

ブルーベリーの栽培発祥の地とは(小平市)
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/faq/014/014809.html

ブルーベリー図鑑(ブルーベリーファクトリー岐阜)
https://www.blueberry-factory.com/picturebook/

日本一詳しいブルーベリー品種解説(ブルーベリファームおかざき)
https://blueberryokazaki.com/aboutberrys/

 

関連する記事

地域の記事ランキング

人気の地域の記事

おすすめの記事

食べチョク&moreで注目の記事

新着の記事

最新のトレンドをチェック

生産者から"チョク"でお届け。
だから新鮮。だから美味しい。

全国各地のこだわりの逸品を、あなたも堪能してみませんか?

食べチョクをチェックする