汗だく必至の激辛ブームが加速中!
ここ数年、激辛ブームがどんどん加速しています。
テレビや雑誌では激辛特集も多く、コンビニではただの辛口ラーメンでなく、食べる人を選ぶ位に激辛な商品を買えるようになりました。
筆者は自称“辛いものが得意だし、好き”なのですが、一口食べてギブアップするレベルで辛い商品に出会うこともしばしば。
以前は「激辛」と記載があっても、余裕で完食できる辛さのものしかなかったのに…。
どうやら時代は本気の激辛を求めているようです。
一口に「激辛」と言っても、火を吹くようにヒリヒリ辛い唐辛子と口の中がビリビリしびれたようになる山椒の辛さでは全く違います。
今回は暑い夏に、お家でも「激辛」を楽しめるスパイスを3つピックアップ。筆者おすすめの商品と合わせてご紹介いたします。
【唐辛子】灼熱感ある辛みの代表!調味料のバリエーションも豊か
辛い調味料の代表といえば「唐辛子」。ホットな辛みはカプサイシンによるものです。
カプサイシンは体温を上昇させ発汗、脂肪燃焼を促進するほか、胃を刺激し食欲増進の効果もあります。
唐辛子たっぷりの料理を汗をかきながら食べると、ストレスまで発散できる気がするのは、筆者だけではないはず!
唐辛子を使った辛み調味料は、タバスコ、コチジャン、コーレーグス、サルサソースなど多岐にわたり、世界中で愛されている辛みであることが分かります。
ちなみに、中国では唐辛子のひりひりする辛さを「辣」(ラー)と表現するそう。
バリエーション豊かに辛みを楽しめるのは唐辛子の魅力です。
また、カプサイシンの辛みをプラスすると塩分が少なくても薄味に感じにくいという効果も。
減塩テクニックのひとつとして、覚えておくと便利です。
おすすめ商品
・スコーピオンソース/マキルヘニー
2019年の7月に日本で発売されたばかりの、タバスコシリーズの新商品で「タバスコ史上最も辛い」というソース。
タバスコの10倍辛いと聞いていましたが、刺激的な辛さにびっくり。
ヒーヒー言いながらお水が欲しくなる位に、本気で辛さなのでご注意を。
・へチャンドル/太陽草コチュジャン
韓国産のコチジャンで、辛さの中に旨味がぎゅっとつまっています。
スープや炒め物にプラスするだけで、簡単に韓国風においしく仕上がり、サラダのドレッシンに混ぜるのもおすすめ。
ドンキホーテやカルディ、アマゾンなどの通販でも購入できます。
・ハチ食品/激辛スパイス 一味 ハバネロ入り 13g瓶
こちらは、100円ショップで見つけたプチプラ激辛商品。
価格の割に結構辛いので、一味や七味で物足りない方には一度試してほしい辛みです。
アマゾンにもありますが、少しお高めです。
【山椒】上品な和の辛さ「山椒は小粒でもピリリと辛い」
「山椒は小粒でも、ピリリと辛い」ということわざの通り、しびれるような辛さと爽やかな風味が特徴の山椒は、日本では古くから親しまれてきたスパイスです。
山椒の若い葉は「木の芽」と呼ばれ汁物、田楽味噌、煮物、和え物などに用いられ、乾燥した外皮を粉末にしたものが粉山椒です。
うなぎに合わせるイメージが強い山椒ですが、しびれ感に加えて和を感じる芳醇な風味は、日本人なら親しみを覚える上品な味わいを生み出します。
山椒は和え物や味噌汁に少しプラスすると、手軽に風味と辛さがプラスされます。
味噌や醤油を使った料理と相性がよいので、味の変化球に加えてみると新しい発見があるかもしれません。
また、チーズやアボガドなどまろやかな食べ心地の食材ともマッチするので、ぜひお試しください。
おすすめ商品
・有限会社 飛騨山椒/山椒粉
山椒の香りをたのしみながら、しっかりとしたしびれを感じることができます。
日本有数の奥飛騨温泉郷の山椒を使用しており、開封後は要冷蔵の商品です。
おいしくて本格的な山椒を楽しみたい方におすすめ。
【花椒】ビリビリしびれる辛さで #マー活 しませんか?
花椒(ホアジャオ)は、主に中華料理に使われる、ビリビリとしびれるような辛さが特徴のスパイスです。
麻婆豆腐に代表されるように、「麻」(マー)は中国で山椒(特に花椒)のしびれるような辛さを意味します。
先ほどご紹介した日本の山椒と区別するために、中国山椒やチャイニーズペッパーと呼ばれることもあります。
最近では、花椒のしびれる辛さや風味を好む人が増えているようで、人気の辛いラーメン店では、「辛さ」だけでなく「しびれ」加減をカスタマイズできるお店もあるそう。
SNSで #マー活 というハッシュタグも見かけるようになりました。
そのまま料理にかけるのはもちろん、炒め物やスープ、鍋料理にプラスするのがおすすめです。
炒めものでは、油に香りや辛さをうつして調理すると、スパイシーな炒め物が完成します。
お肉、野菜、豆腐など様々な料理にもマッチします。
ビリビリと口の中がしびれる辛い料理は、実はおうちでも簡単作れるので試してみてください。
おすすめ商品
・GABAN/四川赤山椒 花椒
グルメミルに入った状態で販売されているので、毎回ひきたての花椒がいただけます。
筆者が試した中では一番しっかりとしたしびれ感が楽しめました。
お値段も1000円台でしっかりめのため、おうちで本格的なマー活をしたい方ににおすすめです。
・スパイスアップ/麻辣醤 Sichuan Pepper mix
カルディで買えるこちらは、花椒の他に唐辛子、塩、生姜がミックスされたタイプのスパイスで透明のおしゃれなミル入りでコスパよいのが魅力的。
ほどよいしびれ感で、料理に辛さをプラスしたい時に最適です。
まとめ
オールマイティーな辛さの代表スパイス唐辛子、和を楽しめる辛みの山椒、ビリビリとしびれ感がやみつきになる花椒と3つのおすすめスパイスのうち、あなたはどれがお好みですか?
同じ「激辛」カテゴリのスパイスではありますが、それぞれ個性的でさまざまな楽しみ方ができるスパイスです。
気分やその日の料理に合わせて、あなた好みの辛さをセレクトし、今年の暑さを乗り切ってください。
元化粧品会社のブランドディレクターで美容好き。「おいしく食べてきれいになる」を日々追求しています。短大の食物栄養学科卒/野菜ソムリエ/日本化粧品検定1級