理想は、手間のかからないバランス重視の離乳食

 

離乳食の悩みは、作るのが大変食べてくれないバランスが心配などつきることがありません。

 

筆者も10ヶ月の娘に毎日離乳食を作っていますが、様々な食材や味、調理法を体験してほしいと思う反面、時間をかける余裕もなく、ベビーフードに頼りがちです。

 

温めるだけで食べさせることができるベビーフードは便利ですが、タンパク質や野菜が少なめでバランスが気になります。また、薄味の手作り離乳食を食べなくなったという話を聞くことも。

 

そこで、手作りベビーフードのいいとこ取りしてみたら、調理も時短でき、残さずに食べてくれる率が高まったんです。

 

冷凍野菜で解決、ベビーフードがメインでもOK

 

ベビーフードは大人が味見してもおいしいものが多く、栄養バランスも考えて作られています。ただ、栄養表示を見ると、1食で必要とされる野菜やタンパク質の量が足りていないものがほとんど。

 

そこで、バランスが欠けている部分を、冷凍野菜のちょい足しで補おう! というのが、今回ご紹介する冷凍野菜とベビーフードを組み合わせた離乳食です。

 

ベースはベビーフードの味付けを活かしているので、赤ちゃんの食いつきもよく、味付けの必要がないのがポイント。冷凍野菜は余裕がある時にまとめて作っておきましょう。

 

冷凍野菜の作り方

 

離乳食用の冷凍野菜は、電子レンジでも作ることができます。野菜を赤ちゃんに与えるサイズに切り、耐熱容器に入れてレンジで加熱するだけでいいので簡単です。

 

多めに1〜2週間分作っておくと、毎日の離乳食のバリエーションが広がりますよ。

 

今回は、後期食サイズのブロッコリーを例に、冷凍野菜の作り方をご紹介します。

 

1.離乳食サイズにカット

 

ブロッコリーをよく洗い、穂先だけを使って、赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせたサイズにカットします。(写真は、後期食 カミカミ期サイズ。)

 

2.レンジで加熱

 

耐熱容器に刻んだ穂先を入れ、かぶるくらいを加えたら、ラップをふんわりとかけます。レンジで2分加熱したら、一度取り出し、硬さを確認。足りないようなら追加で加熱します。

 

3.小分けの冷凍容器に保存

 

レンジから出したブロッコリーをざるにあげて水気を切ったら、離乳食用の容器に小分けにします。

 

後期食だと1回の食事で約20gの野菜を食べるのが理想。1回の離乳食で野菜2〜3種類の使用を目標とする場合、5gまたは10gずつ小分けにして冷凍しています。

 

小分けさえも面倒な時は、ジッパー付きの袋に加熱した野菜を平たく伸ばし、凍らせるだけでもOK。凍った後に袋の上から折って、必要な分だけ使えますよ。

 

他の野菜も、同じように与えるサイズにカットし加熱してから冷凍しておくと便利。様々なベビーフードと組み合わせて使いやすいのは小松菜、ほうれん草、キャベツ、アスパラ、なすなど。人参はベビーフードに入っていることが多いので、ほとんど使いません。

 

冷凍野菜の使い方

冷凍野菜は、電子レンジでしっかり加熱してから使います。必ず、野菜が一度アツアツになるまで温め直してください。5gの小分けの場合は600Wで20秒を目安にしています。

 

ベビーフードと冷凍野菜を混ぜる時は、解凍後に混ぜるのがポイント。冷凍野菜と常温のベビーフードは温め時間が違うため、一緒にレンジにかけるとベビーフードが温まりすぎて電子レンジの中で跳ねることがあるのでご注意ください。

 

ここでは、ベビーフード「トマトとささみペースト」をかけたべビーパスタをご紹介します。

 

〈材料〉

・ベビーパスタ(乾麺)…20g

・トマトとささみペースト…1/2瓶

・冷凍ブロッコリー…10g

・冷凍パプリカ…10g

 

 

〈作り方〉

1.ベビーパスタをゆでている間に、ブロッコリーパプリカを解凍。

 

2.パスタが茹で上がったら、トマトとささみペーストを半瓶分かけ、解凍した野菜も混ぜる。

 

※パスタが熱いので、ベビーフードは温めなくてOK

 

 

パスタの代わりに、おかゆ(軟飯)うどんに応用しても完食してくれる好評メニュー。ツナやささみカットしたチーズを足すとさらにバランスがアップして、タンパク質の補給もできます。

 

プラスする冷凍野菜は、ベビーフードの商品名を見て「この野菜を入れたらおいしそうだな〜」と思うものを深く考えずに使うのがポイント。大人の料理と同じ感覚でOKです。

 

まとめ

毎日の離乳食をベビーフードと冷凍野菜を中心に作るようにしたら、調理時間が短縮できただけでなく、メニューを考える心理的な負担も軽減されました。

 

この方法なら、ごはんが入った雑炊タイプのベビーフードに野菜をプラスし、ヨーグルトを添えるだけでも立派な1食が作れます。

 

最近のベビーフードは、大人の料理をイメージした商品名のものが多く、ちょい足し野菜を考えるのも難しくありません。ちなみに、どの野菜をいれるか迷った時のイチ押しはほうれん草! 味への影響が少なくバランスを整えられますよ。

 

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参考

はじめてママ&パパの離乳食 (実用No.1シリーズ)  主婦の友社

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