おかのりの特徴
みなさんこんにちは。システムエンジニア兼ライターの北條怜子です。
「おかわかめ」や「おかひじき」など、「おか◯◯」という名前の野菜を、一度はスーパーなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。
その中でも今回は、ネットや書籍で見かけるもなかなか近場で手に入らず、前からずっと気になっていた野菜の一つ「おかのり」について、ご紹介します!
ミネラル分が豊富
おかのりは、オクラやモロヘイヤなどと同じくアオイ科の1年草で、カルシウム、鉄分、ビタミンCなどのミネラル分が豊富に含まれています。特に、カルシウムに関してはほうれん草の2〜4倍含まれていると言われています。茹でると粘り気が出るのも特徴です。
保存方法
乾燥に弱いため、水で湿らせたキッチンペーパーや新聞紙などで包み、ビニール袋に入れて野菜室で保存するのがオススメです。ほうれん草と同じように、茹でて冷凍保存もできます。
旬
6〜11月
食べ方
茹でると粘り気が出るのが特徴ですので、茹でて刻んで他のものと和えたり、海苔のような風味を生かして炙ったり天ぷらにして食べるのがオススメです。味にクセがないため、様々な食材と組み合わせて楽しむことができます。
簡単で美味しい和食レシピ
おかのり納豆
【材料(1人前)】
・納豆 1パック(タレ、からしも使用)
・おかのり 約25g
【作り方】
1.おかのりを茹でる(沸騰したお湯で1分程度)。
2.おかのりをザルに上げて粗熱をとる。
3.納豆にタレとからしを加えてよく混ぜる。
4.冷ましたおかのりの水気を切り、細かく刻む。
5. 3の納豆に刻んだおかのりを加えて混ぜる。
シャキシャキ、トロッとしたおかのりの食感とあっさり風味で、納豆単体で食べるよりも食べやすくて美味しいです!ご飯にかけて食べるのもオススメです。
おかのりご飯
【材料(1人前)】
・おかのり 約25g
・かつお節 1/2パック(1パック2.5〜3g程度)
・醤油 小さじ1/2
【作り方】
1.おかのりを茹でる(沸騰したお湯で1分程度)。
2.おかのりをザルに上げて粗熱をとる。
3.冷ましたおかのりの水気を切り、粘り気が出るまで細かく刻む。
4. 3にかつお節と醤油を加えて混ぜる。
味はほうれん草のおひたしに近いのですが、ほうれん草より癖がなく、すこし粘り気があってご飯のお供にぴったりです!茎がシャキシャキした食感なので、食べてて満足感があります。
薄めの味付けですので、醤油はお好みで足してください。
おかのり味噌汁
【材料(2人前)】
・だし汁 400cc
・おかのり 約20g
・お好みの具材(豆腐など) 適量
・味噌 適量
【作り方】
1.おかのりは水で洗い細かく刻んでおく。
2.だし汁を沸騰させ、刻んだおかのり・お好みの具材を加える。
3.具材に火が通ったら、火を弱めて味噌を溶き入れる(おかのりは1分ほどで火が通ります)。
おかのり自体は味の主張が強くないため、他の具材とも味が喧嘩せず色んな具材と合わせやすいと思います。おかのりを噛むとトロッとした食感が楽しめます。
炙りおかのり
【材料】
・おかのり(葉の部分) 好きなだけ
・ごま油 適量
・塩 適量
【作り方】
1.グリルを高温で温めておく。
2.おかのりは水で洗い、表面の水気をキッチンペーパーなどで拭き取る。
3.おかのりの表面にごま油を薄く塗る。
4.温めたグリルにおかのりを並べ、火を弱めて30秒〜1分程度炙る(焦げやすいので要注意です)。
5.おかのりがパリッとしたら、火を止めて塩をまぶす。
ごま油と一緒に食べる食べ方は、おかのりを作っている農家さん(食べチョクの百笑クラブさんのリンクをはる)に教わったオススメの食べ方です。おかのりの名前の由来を知った時、野菜が海苔のような風味だなんてと少し疑っていたのですが、食べてみてビックリ!食感もパリッとしていて、風味も本当に海苔のようでした。ごま油を塗ることで、まるで韓国海苔のような味わいが楽しめます。ヘルシーなお酒のお供にもピッタリですよ。
葉が丁度パリパリになる頃合いで炙るのを止めると、茎の部分が炙り足りなくなってしまうため、葉だけを使っています。
まとめ
初めて炙って食べた時は、まさかこんなにも海苔のような味だったとは…!と感動したおかのり。
炙るととても風味豊かなのですが、茹でるとクセがなくていろんなお料理に合わせられる万能な野菜です。
スーパーや百貨店などではなかなか見かけない野菜ですが、直売所やネットなどでは時々販売されていますので、機会がありましたらぜひ味わってみていただきたいです!
システムエンジニア兼ライター。農学部でトマトの栽培を4年間研究したのち、IT×農業で何かできないかとシステムエンジニアに転向しました。食べること、作ること、そして人と関わることが大好きです。読んだ人の栄養になる。を目指して言葉を発信していきたいです。