管理栄養士で節約美容料理研究家の金子あきこです。
離乳食は、母乳や育児用ミルクだけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補い、幼児食に移行させていくもの。
初期、中期、後期、完了期に分かれ少しずつステップアップしていきます。
離乳食初期は、赤ちゃんにとってすべての食材が初めての食材ですから、皮膚やうんちの様子を見て変化がなければ徐々に量を増やすようにします。
赤ちゃんの離乳食ペースはさまざまで、決して焦る必要はありません(育児書などはあくまで目安としてくださいね)。
体調が悪くなれば逆戻りしてしまうことあります。その子のペースで少しずつ進めてみてくださいね。
初めての離乳食
大体、生後5~6か月くらいから離乳食を始めます。初めて与える食物はおかゆ(米)がいいでしょう。はじめはすりつぶし、滑らかにしたおかゆを1日1回1さじずつ与えます。
おかゆは10倍粥で作ります。米1に対して水10の割合(お米大さじ1、水150ml)で作り、滑らかになるようにつぶします。鍋で作ると水分が蒸発し、つぶした際に粘土が増すことがあります。湯冷ましで伸ばすなどしいて食べやすい固さに調節してくださいね。
耐熱用のガラスの器(離乳食用のものが売られています。)がとても便利で、大人用のごはんを炊くときに、ガラス容器に10倍粥の割合で米と水を入れ一緒に炊きます。水の蒸発もなく手間が少なく便利ですよ。芯が残り滑らかにつぶれない場合は十分に浸水(冬場1時間以上、夏場30分以上)をしてから炊飯してくださいね。
離乳食を開始して2週間~1か月を過ぎ、すりつぶした10倍粥に慣れてきたら、すりつぶさずそのまま与えましょう。
離乳食におすすめな減農薬米 【もっちりコシヒカリ5kg 】と【やみつきイナポン2袋】のセット
化学肥料は使わず有機肥料のみで作ったハイグレードなコシヒカリです。プレゼントにも良さそう。
京都丹波産 お米三種食べ比べセット
コシヒカリ、キヌヒカリ、ミルクイーンの3種類を減農薬で育てたお米です。300g(2合)×3袋で食べ比べできる商品。大人も一緒に楽しめますね。
次は野菜にチャレンジ!
おかゆを食べ始めて1~2週間が経過したら、いも類や野菜を取り入れていきましょう。じゃが芋、南瓜、大根、人参、かぶなどです(繊維が多く消化の悪いものは避けましょう)。
柔らかく茹でて裏ごしし、滑らかにします。味付けは行わず素材の味のみになります。シンプルな素材の味だからこそ、質の良い物であれば食べ進みも変わってくるかもしれませんね。
離乳食におすすめな無農薬野菜
【無施肥 無農薬】生もオススメ!ほりたて人参(固定種)5kg
伊勢平野の堀りたて人参です。冬の人参は臭みがなくジューシーです。火の通りが早く、すぐに柔らかくなるため、離乳食にもピッタリです。
【無農薬・無肥料 生命力溢れる】旬野菜セット
冬場はかぶ、大根、人参、などが入っているセットです。肥料なしで育った生命力あふれる野菜です。肥料を使っていないためエグミがなく、野菜本来の味がします。
離乳食に適切なだし汁は天然
インスタントのだし汁はとても便利ですが、離乳食に使うには塩分が高いので、できる限り手作りが望ましいです(離乳食用は月齢にあったものを使用してくださいね)。
また離乳食初期は魚類を食べていないことも多いので、植物性の昆布だしにするとバランスがいいです。
昆布(2㎝四方)1枚をふきんで汚れを拭き取り、水100mlに1時間漬けておきます。すぐに使わないときは冷蔵庫で保存し、2日以内に使いきってくださいね。使用する際は必ず加熱して使います。
おかゆや野菜の食べの悪いときに、少し加えると旨味が増します。
おすすめだし昆布 真昆布一年もの 早煮昆布 2袋セット
北海道から譲り受けた真昆布の種を神奈川県にて丁寧に養殖しています。肉厚に育てた昆布は1枚1枚海水で洗い、綺麗に仕上げています。薬や洗剤などの使用もなく、離乳食にも安心です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ひと昔前は離乳食の準備やスプーン慣らしとして、果汁を与えることが進められていました。しかし果汁は甘くておいしい為、母乳やミルクの量が減り、必要な栄養素が摂れなくなることが心配されるため、現在は必要ないとされています。
またはちみつは乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、1歳を過ぎるまでは与えないでください。
離乳食は個人差がありますから、焦らず赤ちゃんと楽しみながら、スタートすると良いかと思います。
参考サイト
・厚生労働省「授乳・離乳支援ガイド(2019)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html
・一般社団法人 母子栄養協会
「離乳食のおかゆの進め方」
https://boshieiyou.org/okayu0531
参考文献
・はじめての離乳食(学研パブリッシング)
Aricofood株式会社代表取締役 管理栄養士。レシピ開発、セミナー、コラム執筆、メディア出演等。40代からのダイエットサポート、セッションなど女性の美に特化し行っている。著書に「ショウガ甘酒食べる健康法」(日本文芸社)「おなかぺったんこ腸筋レシピ」(リピックブック)。