里芋はでんぷん、たんぱく質、食物繊維が主成分で、イモ類の中でも水分を多く含み、低カロリーなのが特徴です。
また、さまざまな栄養が含まれていて、糖質をエネルギーに変えるためのビタミンB1やビタミンB6を多く含む滋養食品なのです。
特に嬉しいのが、美容効果が期待できる栄養素が豊富なこと。注目すべきはカリウム、ビタミンCです。まず、カリウムは体内の余分な塩分を排出し、体内の塩分濃度を適性に保つ働きがあり、むくみ解消に効果的です。
ビタミンCにはコラーゲン生成に関与するほか、お肌のシミ解消にも効果が期待できます。
この季節、煮物などで活躍しそうな里芋。女性の大敵、むくみや便秘、肌荒れを改善してくれる効果があるのが嬉しい。ぜひ旬のこの時期に積極的に摂り入れたいお野菜です!
里芋のそぼろ煮
材料 2人分
・鶏ひき肉 :100g前後
・里芋 :中4~5個
※今回は海老芋を使用
・ショウガ :1かけ
・油 :適量
<調味料>
・だし汁 :200ml
・きび砂糖 :大さじ1
・うす口しょうゆ :大さじ1
・酒 :大さじ1
・みりん :大さじ1
<水溶き片栗粉>
・片栗粉 :大さじ1/2
・水 :大さじ1
<仕上げ用>
・柚子の皮 :適量
調理方法(調理時間30分)
①里芋はたわし等で土を洗い落とし皮をむき、ひと口大に切ります。ショウガはみじん切りにします。
②鍋に油を入れ、ショウガを加え香りを出すように弱めの火加減で炒めます。
③ショウガの香りが出てきたら鶏ひき肉を加え炒めます。
④鶏ひき肉に半分火が通ったところで里芋を加え一緒に炒めます。里芋に油が回ったところでだし汁を加えます。そのほかの調味料(砂糖、酒、みりん、しょうゆ)も加えます。
⑤ひと煮立ちしたところで落としふたをして中火で10分程度里芋が柔らかくなるまで煮込みます。
⑥里芋が柔らかくなったら火を消し、里芋のみをお皿に盛り付けます。
⑦そぼろあんを作ります。煮汁を強火でぐつぐつと温め、そこに水溶き片栗粉を少しずつ加えます。しっかりと混ぜながらとろみを確認し、お好みのとろみ加減のそぼろあんに仕上げます。
⑧盛り付けた里芋にそぼろあんをかけ、仕上げに柚子の皮を添えます。
ワンポイントアドバイス
今回は鶏ひき肉を使用していますが豚ひき肉でも美味しく仕上がります。お好みで仕上げに黒こしょうを散らすのもおすすめです!
料理家。大学卒業後、航空会社勤務を経て、本格的に食の世界へ。自宅にて料理教室「ごぼう茶.com」を主宰。フードコーディネーターとして、大手企業のメニュー開発やフードスタイリング、レシピ提供など食に関するあらゆる分野にて活動中。