山梨県民が愛するソウルフード「ほうとう」

4月10日が「ほうとうの日」であることをご存知でしょうか。英語の「フォー(4)」と日本語の「とう(10)」の語呂合わせで選ばれた日で、2017年に認定されたばかりの新しい記念日

 

山梨県を代表する郷土料理である「ほうとう」の美味しさをより多くの人に知ってもらい、食べていただくことを目的として、山梨県中央市にある「たべるじゃんほうとう推進協議会」が制定しました。

 

 

「ほうとう」は戦国武将武田信玄公が陣中食にしていたという説があるほど、古くから食べられていた郷土料理

 

2007年農林水産省が各地に伝わるふるさとの味の中から選定した農山漁村の郷土料理百選には、山梨県から「吉田のうどん」と共に選ばれています。

 

 

小麦粉を練って作った平打ち麺を、長ねぎや白菜、人参などの野菜と一緒に味噌仕立ての汁で煮込んだものが一般的ですが、味噌ではない食べ方もあります。

 

醤油ベースの「おざら」

「おざら」は、茹でたほうとう麺を冷水でしめ、醤油味の温かいつゆでいただくもの。

 

 

普通のほうとう汁のようにトロミがなくさっぱり食べられるので、暑い夏にもピッタリ。おざら発祥の店と言われている甲府市内の「ちよだ」さんには、地元のお客様はもちろん、出張のビジネスマンなど、多くの「おざら」ファンが訪れています。

 

まるでお汁粉?「小豆ぼうとう」

「小豆ぼうとう」は、一見お汁粉ぜんざいのようですが、入っているのはお餅や白玉団子ではなく、ほうとう麺

 

 

北杜市須玉町にある「三輪神社」では、毎年7月に行われる「ほうとう祭り」「小豆ぼうとう」が振る舞われます。甘いほうとうを食べて疲労回復五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈るのだとか。

 

意外な組み合わせと感じる人もいるかもしれませんが、ほうとうの主原料は小麦粉。「あんぱん」「あんまん」だって同じ小麦粉からできています。

 

そう考えたら、アリな気がしませんか。お店で食べることもできるので、食べたことのない人は是非チャレンジしてみてくださいね。

 

「カボチャ」は必須ではない?

ほうとうの具材の定番というと何を思い浮かべますか。長ねぎ、白菜、人参、大根、里芋等々。真っ先にカボチャを思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。カボチャは必須だと思われがちですが、決してそんなことはありません。

 

とはいえ、幼い頃給食で出てきたほうとうにはカボチャが入っていましたし、お店で食べるほうとうにもほぼ100パーセント入っていると思います。しかし、煮崩れたカボチャが苦手な人や、汁が黄色くなるのが嫌という人も結構いるんです。

 

 

実はうちにもそんな家族がいるので、我が家のほうとうはカボチャが必須ではなく、あれば入れる程度。代わりにサツマイモを入れることもあります。

 

このように、ほうとうに決まった具材なんてありません。旬のものや冷蔵庫に少し残った野菜、肉や油揚げを入れても良いでしょう。何でも一緒に煮込むことで毎回新しい発見があり、むしろその方がほうとうを楽しく食べていただけるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、ほうとうにオススメの具材を2つほどご紹介します。

 

大鍋で煮たようなトロミがつく「レンコン」

 

ほうとうは大鍋で大量に作ることで汁にトロミがつき、麺が絡んでおいしくいただけるのですが、家庭で少量作る場合、それを再現するのは至難の業

 

しかし、レンコンを入れることでトロミがつくので、大鍋で煮た汁に近づけることができます。また里芋長芋などを入れるのもオススメです。

 

味噌との相性バッチリ「トマト」

 

トマトペーストが入ったほうとうが市販されているほどメジャーな具材なのがトマト。特に春のトマトはゆっくり成長して旨みが凝縮されているので、濃厚な味噌のコクとの相乗効果で旨みがアップします。

 

少し見た目は悪くなりますが、私は煮崩れてしまうくらい煮るのが好き。チーズなどをトッピングすると一気に洋風な感じにもなります。

 

最後に、ほうとうを使ったアレンジレシピをご紹介します。フライパンで作る「汁なしほうとう」です。

 

まるでフェットチーネ?!ワンパン「汁なしほうとう」

 

【材料(2人分)】

 

・ほうとう麺(生麺でも乾麺でも可) 2人分

・春キャベツ 3枚

・カボチャ 80グラム

・ベーコン3枚

・バター 大さじ1

・水 400㏄

・豆乳 100㏄

・味噌 大さじ2

・塩 少々

・胡椒 少々

 

【作り方】

 

1.春キャベツは食べやすい大きさ、カボチャは5ミリ程度の厚さ、ベーコンは1センチくらいの太さに切る。

2.豆乳味噌を合わせ、よく混ぜておく。

3.深めのフライパンにバターを熱し、バターが溶けたらベーコン春キャベツを加えて軽く炒め、水を入れてひと煮立ちさせる。

4.ほうとう麺を加えてフタをし、中火で5分加熱する。時々かき混ぜてほぐしながら、ほうとうがくっつかないように注意する。

5.フタを開けて、豆乳と味噌、カボチャを加え、弱火にして麺とカボチャが柔らかくなるまで煮る。仕上げに塩胡椒で味を調える。

 

麺の加熱時間は種類によって異なるので、様子を見ながら調整してください。

 

よりほうとうらしく仕上げるには生麵タイプがオススメですが、ほうとう麺はとてもくっつきやすいので、少量の水で煮る場合には注意が必要です。心配な人は乾麺タイプを使うと良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか。新しいほうとうの魅力に気がついていただけたでしょうか。いつもの味噌仕立てのほうとうでも、味変用に七味や柚子胡椒、バターなどを準備しておくと最後まで飽きずに食べることができます。

 

是非いろいろな食べ方でほうとうを楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

 

参考

 

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