管理栄養士で節約美容料理研究家の金子あきこです。
旬の食材は栄養価も高く、オフシーズンの野菜を食べるよりも健康や美容にも良い上、お値打ち価格。
節約美容料理研究家としても役立つ旬の野菜ですが、安いからとついつい買いすぎることもありますよね。
それで使い切れず、腐らせてしまったりとか・・。
しかしちょっとしたコツで腐らせることもなく保存もできますし、下処理をしておくことで料理の時短にもつながります。
必要なのは、ジッパー付きの保存袋やキッチンペーパー、アルミのトレイなど。
休日にお買い得な旬の野菜を買いだめして、上手に保存、料理に生かしていきましょう。
ゴーヤ
ゴーヤはビタミンCやカリウムが豊富で夏の私たちの体に必要な栄養素を摂取できる野菜です。
購入後1、2日で食べる場合は新聞紙に包んで野菜室で保管します。
それ以上おく場合は縦半分に切り綿と種をスプーンで取って1つずつラップをして野菜室で保管します。
1週間を目安に食べるようにしてください。
ゴーヤはご家庭で作られている方も多いため頂くこともしばしば…そんなときは薄くスライスして天日で干したドライゴーヤもおすすめです。
3日位雨などに当たらないところにしっかり干した後、密閉容器に保存しておけば半年位は日持ちします。
きゅうり
きゅうりはキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れて立てて保存すれば1週間位は持ちますが、たくさん購入したり頂いたときは塩もみをするといいでしょう。
また、ぬか床に漬けてぬか漬けにするのもあり。
ちなみに、私のきゅうり消費レシピは「きゅうりの昆布漬け」です。
まず、きゅうりを半分又は1/4にし5~6cm位の長さに切ります。
昆布をキッチンばさみで1cm幅に切り、にんにくのスライス、塩を加え、ポリ袋に入れます。
ガサガサ振って、全体を混ぜ合わせ、冷蔵庫で1日置けば完成です。
こうすれば4~5日くらいは日持ちします。この時期は熱中症の予防にも最適です。間食にぽりぽり食べれば、塩分の補給もできるヘルシーおやつになります。
農薬化学肥料不使用のこだわりのきゅうりを農家さんから取り寄せる
茄子
茄子は1~2日のうちに食べる場合は、1つずつラップに包み常温で保管します。
2日目以降になりそうな場合は、野菜室で保存すると1週間は持ちます。
茄子もきゅうりと同様、塩もみしておくと3~4日持ちます。
塩もみした茄子の水分を良く切ってラップに包んでから保存袋に入れ冷凍すれば2~3週間は大丈夫です。
私のおすすめな作り置きは、大きめに切った茄子を多めの油で焼き、薄めた麺つゆなどに入れてつけたもの。
「茄子の揚げびたし風」の完成です。
冷蔵庫で1週間位は日持ちしますよ。
トマト
抗酸化作用の強いリコピンやβカロテンを豊富に含むトマトは、紫外線の強いこの時期におすすめの野菜です。
鮮度の良いトマトが手に入ったときは常温に置いておいても大丈夫。
青みの残るトマトも常温で熟成させます。
ただしすぐに食べない場合は野菜室にいれましょう。
その際、トマトはエチレンガスを出すため他の野菜が傷まないように、ポリ袋にへたを下にして入れ、口をしっかり閉じ野菜室で保存します。
1週間くらいで食べきるようにしましょう。
トマトは冷凍保存もおすすめです。
湯むきしたトマトをざく切りにし、ジッパー付きのポリ袋に入れてアルミのトレーにのせ冷凍庫で保存します。
1か月を目安に保存可能です。使う前に冷蔵庫に移し解凍させます。
夏野菜を使った煮込み料理やハンバーグのソースなど色々活用できて便利ですよ。
農薬化学肥料不使用のトマトのセットを農家さんから取り寄せる。
いかがでしたでしょうか。
今が旬の夏野菜野菜、まとめて購入して上手に保存すれば、お財布にも嬉しいですよね。
参考文献
・栄養学の基本がまるごとわかる事典(西東社)
・新・野菜の便利帳(高橋書店)
・農家が教える野菜の収穫・保存・料理(西東社)
・おいしく節約できる食品保存マニュアル(講談社)
Aricofood株式会社代表取締役 管理栄養士。レシピ開発、セミナー、コラム執筆、メディア出演等。40代からのダイエットサポート、セッションなど女性の美に特化し行っている。著書に「ショウガ甘酒食べる健康法」(日本文芸社)「おなかぺったんこ腸筋レシピ」(リピックブック)。