大豆ミートは植物性たんぱく質なので、コレステロール0!
こんにちは。会社員のかたわら、フードコーディネーターとして活動している千葉恵美です。今回取り上げるのは、健康志向の女性を中心に人気を集めている大豆ミートです。
大豆ミートは、大豆を原料とした大豆加工食品です。主に乾物としてスーパーなどで販売されており、お湯で戻す下処理をしてから調理すると、お肉のような食感やジューシーさを味わえます。大豆ミートは別名ソイミートやベジミートとも呼ばれます。
大豆ミートは栄養価の面でも優れていることが特徴的です。
1.低脂質で低カロリー!
大豆ミートは加工の段階で大豆の油分(脂肪分)を圧搾して作られるため圧倒的に低脂質です。また、お肉と比べるとカロリーは1/2~1/4なので、ダイエット中の方にも最適です。
2.高たんぱく!
動物性のたんぱく質が豊富な食材といえばお肉が思い浮かびますが、お肉と同じ位の植物性たんぱく質が大豆ミートには含まれます。
3.コレステロール0!
原料が大豆なのでもちろんコレステロールは含まれません。さらにコレステロール値を下げる大豆ペプチドや、コレステロールの吸収を抑えて代謝促進する大豆サポニンが含まれるため、ダイエットをしている方には、嬉しい特徴かもしれません。
4.大豆イソフラボン、食物繊維が豊富!
100gあたりキャベツ約3個分の食物繊維が含まれ、大豆イソフラボンはおから約5倍含まれています。大豆イソフラボンは体内で女性ホルモンと似た働きをするので女性のキレイもサポートしてくれます。
5.グルテンフリー!
大豆加工食品なので、小麦グルテンの摂取を控えている方も安心して食べることができます。
乾物として販売されている大豆ミートは常温で約12か月の長期保存が可能です。
お肉と比べて保存期間が長いのも大豆ミートの魅力ですね。
大豆ミート専門サイト「かるなぁ」https://daizumito.com/html/about/
マルコメ オンラインショップ(http://www.marukome-shop.jp/shop/pages/qa.aspx)
大豆ミートの食べ応えはお肉そのもの!おすすめの食べ方3選
市販されている大豆ミートはかたまり肉のようなブロックタイプと、ひき肉のように刻まれたミンチタイプが主流です。大豆ミートはお湯で戻すし下処理が基本ですが、形状や調理法によって少し下処理の方法も違います。
今回はブロックタイプを使用した定番の唐揚げレシピと、ミンチタイプを使用した人気料理のレシピを紹介したいと思います。
「大豆ミートの唐揚げ」
材料(2人分)
・大豆ミート(ブロックタイプ) 40g
・★酒 大さじ1
・★醤油 大さじ1
・生姜 一片
・ニンニク 一片
・★ゴマ油 小さじ2
・片栗粉 適量
作り方
1.大豆ミートをお湯に5分浸して戻し、水を絞ります。
2.★の調味料を混ぜ合わせ、生姜とニンニクをすりおろして入れ、水を絞った大豆ミートを浸します。
3.約5分間漬けたら水気を切り、片栗粉をまぶして油で揚げます。
4.きつね色に揚がったら油から出し、盛り付けて完成です。
「大豆のお肉のヘルシー麻婆豆腐」
材料(2人分)
・大豆ミート(ミンチタイプ) 100g
・木綿豆腐 1丁(300g)
・長ねぎ 1/2本
・生姜 一片
・ニンニク 一片
・鶏がらスープ 200cc
・★豆板醤 小さじ1/2
・★甜麵醬 小さじ1と1/2
・★オイスターソース 小さじ2
・☆片栗粉 大さじ1
・☆水 大さじ1
・ラー油 適量
・サラダ油 適量
作り方
1.★と☆をそれぞれ混ぜ合わせておきます。
2.生姜とニンニクは細かくみじん切り、長ねぎは粗いみじん切りにし、木綿豆腐はさいの目に切ります。
3.フライパンにサラダ油を熱し、生姜とニンニクを炒めます。
4.香りが出てきたら大豆ミートと★の調味料を加えて炒めます。
5.鶏がらスープを加えてよく混ぜ、豆腐を加えてひと煮立ちさせます。
6.火を止めて☆の水溶き片栗粉を入れてとろみをつけます。
7.長ねぎを加えてさっと混ぜ、お好みでラー油を適量加え、盛り付けたら完成です。
「大豆ミートのハンバーグ」
材料(4人分)
・大豆ミート(ミンチタイプ) 65g
・人参 1/2本
・玉ねぎ 1/4個
・しいたけ 4個
・なたね油 適量
・★洋風だし 小さじ1
・★塩 小さじ1/3
・★こしょう 少々
・★ナツメグ 少々
・☆パン粉 1カップ(40g)
・☆小麦粉 大さじ1と1/2
・☆片栗粉 大さじ1と1/2
・お好みのハンバーグソース 適量
作り方
1.大豆ミートを湯戻しして、流水で揉み洗いします。
2.揉み洗いした大豆ミートをボウルに入れ、★の調味料を加えて揉み込みます。水気が出たら絞っておきます。
3.人参、玉ねぎ、しいたけをみじん切りにし、フライパンになたね油を熱して炒め、塩(分量外)を振ります。
4.工程2のボウルに工程3と☆の材料を入れて手でよく混ぜ、4等分に成型します。
5.フライパンになたね油を熱し、成型したハンバーグのたねを弱火で両面5分ずつしっかり焼きます。
6.最後に強火で両面をカリッと焼き、皿に盛り付けて、お好みのハンバーグソースをかけたら完成です。
まとめ
大豆ミートはカロリーが低く栄養価も高いので健康志向の女性にも人気ですが、最近お腹周りが気になってきた男性にもおすすめしたい食材です。普段はかたまり肉やひき肉を使っている料理を大豆ミートに置き換えるだけで低カロリーに仕上げることができます。
私のおすすめはミンチタイプで、餃子やピーマンの肉詰めのたねとしても活用できますし、ミートソースにひき肉の代わりに入れても美味しく食べることができます。大豆ミートを上手に活用して、美味しくヘルシーな料理を作ってみてください。
専門学校卒業後、ITベンチャー企業に入社。飲食関連のWEBメディアの運営に携わり、フードコーディネーターとしても活動。現在、芸能事務所のMD事業部で化粧品とファッションの企画に携わる。料理、化粧品、美容、健康の知識を活かして執筆活動中。