古代米でごはんの栄養をランクアップ

 

「古代米」とは、稲の原種やその特徴を受け継いだお米のことです。

雑穀米にブレンドされている色のついたお米、と言うととわかりやすいかもしれません。

 

赤米・黒米・緑米などがありますが、全体的に白米より栄養価が高いといわれているのが特徴です。

 

明治時代以降、あまり食べられなくなりましたが、近年美容や健康のために注目されるようになりました。

古代米を単品で食べるには少し高価で、味も特徴的なので、白米に混ぜて炊くのが一般的です。

 

 

今回提案する古代米の食べ方は、白米に大さじ1杯の古代米をちょい足しする方法です。

手間がかからないので毎日続け易く、ごはんの味もほぼ変わりません。

むしろおいしさがプラスされるので、ごはん好きな方にこそ、白米の栄養を強化するサプリメント感覚でお試しいただきたい方法です。

 

それでは、古代米をおすすめする3つの理由をご紹介します。

 

おすすめの理由1.白米より栄養価が高い

古代米は白米に比べ栄養価が高いといわれ、それぞれに特徴ある栄養素を含みます。

毎日食べるお米だからこそ、毎食少しづつ古代米を取り入れて、体の中から健康を目指してはいかがでしょうか。

 

黒米

日本のお米のルーツともいわれている品種です。

 

黒米の色の秘密は、天然色素であるアントシアニン。

アントシアニンはポリフェノールの一種で生活習慣病の予防に効果があるといわれています。

 

その他、タンパク質やビタミン、食物繊維なども白米に比べると多く含みます。

白米に混ぜ合わせて炊くと、きれいな薄紫色に仕上がります。

 

参照元:わかさ生活
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/black_rice/

 

 

赤米

 

白米と比べ、食物繊維、マグネシウム、ビタミンB1に加えて、抗酸化作用のあるタンニンを含みます。

タンニンは赤ワインなどに含まれることで有名なポリフェノールの一種で、そのまま食べると少し苦味を感じます。

白米に少量まぜて炊くと、ごはんがほんのりピンク色に染まるので、赤飯の起源ともいわれています。

 

参照元:ベストアメニティ
http://www.bestamenity.co.jp/culture/kind/kind13/

 

他にも生産者が少なく古代米の中でも貴重なお米といわれている緑米や、かぐわしい香りが特徴の香り米などの種類があります。

 

 

おすすめの理由2.炊飯器で普通炊飯できる

 

古代米は、さっと水洗いして、白米と一緒に炊飯器の「普通炊飯モード」で炊くことができます。

古代米を混ぜたお米だからといって、特別な手間や炊き方が必要ないので、毎日の食事に自然とプラスできるのではないでしょうか。

 

ここで、古代米を白米にブレンドする時、古代米や水の細かい計量が面倒な筆者流の方法をご紹介します。ズボラな方はぜひお試しください。

 

<古代米ブレンド、ごはん2合の炊き方>
①大さじ1杯の古代米を先に計量カップにいれる。
②①が入ったまま白米をカップで2合、計量する
③古代米と白米を一緒に洗う
④白米2合分の水で、普通炊飯する

 

古代米は少量でも、黒米なら薄紫、赤米なら薄ピンクに白米は色づきますが、古代米が加わることで、ほとんど味に変化はありません。

でも、白米とは違う食感がプラスされることで、ごはんの味わいと満足感がアップします。

 

 

おすすめの理由3.様々な料理にマッチ!アレンジの幅が広い

 

古代米を混ぜたごはんは、白米感覚で基本的にはどんな料理にもマッチします。

 

白米に古代米が混ざることで複数の食感が口の中に生まれるので、特にお米メインの料理がおすすめです。

カレーやチャーハンに古代米をブレンドした白米を合わせると、古代米の食感や風味が料理のおいしさを引き出してくれますよ。

ごはんの色合いを活かした盛り付けにすると、食卓が華やかになりそうですね。

 

また、レシピを探す時は古代米に加えて、もち麦、きび、あわなどの雑穀ブレンドされたお米のことを指す「雑穀米」でのキーワード検索がおすすめです。

古代米だとあまりヒットしませんが、雑穀米にするとたくさんのレシピを見つけることができます。

雑穀がプラスされている分、食感が多少異なりますが味わいは似ているので、古代米だけをブレンドしたごはんに応用してみてください。

 

 

雑穀米でいなり寿司

材料(2人前)

雑穀ごはん 250g

・合わせ酢
酢 大さじ2
砂糖 大さじ1
塩 小さじ¼

生姜 (甘酢漬け) 50g
白いりごま 大さじ1/2
油揚げ 3枚
熱湯 (油抜き用) 適量

・煮汁調味料
水 200ml
しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ3
砂糖 大さじ3
顆粒和風だし 小さじ1/2

 

作り方

1.生姜の甘酢漬けは、みじん切りにします。
2.油揚げはまな板に置いて菜箸を転がして開きやすくします。ザルに移し、熱湯をかけて油抜きをします。キッチンペーパー等で水気を拭き取り、半分に切ります。
3.鍋に煮汁調味料の材料を入れ、ひと煮立ちさせたら1を入れ、弱火で10分程煮込みます。火を止め、粗熱を取ります。
4.別の鍋に合わせ酢の材料を入れ、中火でひと煮立ちさせたら、火を止めて粗熱を取ります。
5.ボウルに雑穀米を入れ、4を回し入れて、雑穀米を切るように混ぜ合わせます。
6.1、白いりごまを入れ、混ぜ合わせます。
7.3に6を詰め、器に盛り付けて出来上がりです。

 

参照元:クラシル
https://www.kurashiru.com/recipes/c40e06cc-eb6a-4651-8489-07906c479b3e

 

 

農家から直送!こだわりの古代米

白米に少しだけプラスするからこそこだわりたいのが、古代米の質。

農家さんの顔がわかり、無農薬や無肥料などのこだわりの元で育った古代米なら、安心して食べることができますよね。

サプリメント感覚でプラスするからこそ、少し高価でもおいしくて安全な商品を選んでみてはいかがでしょうか。

 

ののま自然農園

 

無農薬・無肥料で育てられた千葉県君津市にある「ののま自然農園」さんの古代米は、おしゃれなパッケージで自分用にはもちろん、健康志向の方へのプレゼントにも喜ばれそう。

古代米のミックスではなく、それぞれが個別包装されているので、自分好みの古代米のブレンド率を見つけるのも楽しいかもしれません。

詳しくはこちら

 

 

Organic farmチュトワ

 

黒米、赤米、緑米、香米の4種がすでにブレンドされた状態で届く「Organic farmチュトワ」さんの古代米。

山梨県八ヶ岳の南麓、湧水が湧く豊かな自然が残された集落の近くで栽培された古代米は、まさに自然のめぐみそのもの。

農薬・化学肥料は一切使用せず、石油製品・使い捨ての資材は出来るだけ使用わずに、土から大切に育てるという素敵なこだわりを持つの農家さんです。

詳しくはこちら

 

 

まとめ

ごはん好きだけどダイエットが気になり、できるだけ低糖質な食事を心がけたい筆者。

過去にもち麦ごはんカリフラワーライスの記事を書いている位、日々「ごはんを中心とした炭水化物をいかに健康的に食べるか」を追求しています。

 

古代米をミックスした白米は、風味が豊かで食感も楽しく、和食を中心にどんなおかずにもあうのが嬉しいポイント。

ただ、黒米や赤米を使うとごはんが染まるので、食卓の彩りのバランスによっては、白米やもち麦ごはんと使い分けた方がいいかもしれません。

 

ごはん好きな方こそ、ぜひ、毎日のごはんに古代米をブレンドして栄養強化し、未病を予防してください。

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