管理栄養士で節約美容料理研究家の金子あきこです。

 

残暑のために、寝苦しい夜が続いたり、室内は涼しく外は暑い、という気温差のある生活を長く続けため自律神経が乱れたり、冷たい物を頻繁に摂っていたことによる胃腸の疲れなどあるのかもしれませんね。

 

秋はたくさんの野菜や果物、魚などが美味しい季節を迎えます。ですから夏の疲れは秋の食べ物で回復させるのがおすすめです。

 

今日はそんな疲れを癒す秋の食べ物を見ていきたいと思います。

 

 

疲れに効く野菜や果物は?

胃もたれや食欲がない時は、秋に旬を迎えるきのこがおすすめです。中でも椎茸は薬膳で気を補う作用があるとされ、疲れ、体力不足に良いとされています。

 

その他に胃の状態も整えてくれるそう。網で焼いた椎茸のいい匂いは食欲が増しますよね。

 

ポン酢醤油をかけて食べれば絶品です。椎茸を入れた炊き込みご飯も炊いている最中から、椎茸のいい香りが部屋中に広がり食欲をそそられます。

 

 

食欲がないときのエネルギー補給にはぶどうがおすすめです。

 

エネルギーを補給することで肝臓の働きがスムーズになります。さらにぶどうの甘味は脳のエネルギー源にもなるぶどう糖や果糖などの糖分です。これらの糖分は体内に吸収されやすいのが特徴です。

 

食事が摂れない時でも、素早くエネルギー源として役立ってくれるでしょう。

 

海の旬も夏の疲れには最適!

 

さんまは、旬を迎える9月、美味しさがどんどんと増していきます。胃の働きを高めるとされ、食欲不振や消化不良を感じている方におすすめ。塩焼きにして消化を促す大根おろしを添えて頂きましょう。

 

秋サバは疲れが取れない、元気が出ない方向け。血流が良くなり体を温め、胃の調子を整えます。脂ののっているさばは味噌煮や塩焼きなどがおすすめです。

 

体の疲労度合いによっては魚の脂が重たく感じることもあるでしょう。その場合には、無理せず少しずつ食べるようにしてくださいね。

 

食欲UPには香味野菜が効果あり!

 

疲れの原因の一つに食欲不振からの栄養素不足が影響していることもあります。食べないとやはり中々元気も出ませんよね。そんな時には生姜やにんにく、長ねぎなどの香味野菜を利用しましょう。

 

生姜は体を温めて胃腸機能を高めるほか、生姜の香りが胃酸の分泌を促すため食欲アップにもぴったりです。

 

香りはすりおろしやみじん切りなど細かくするほど香りやすくなります。すりおろして生姜炒め煮物、和え物などなんのお料理にも便利に使えます。

 

にんにくは血行をよくし体を温め、にんにくに含まれるアリシンが疲れた体を元気にしてくれます。このアリシンは切ったりすったりすることで細胞が壊され、酵素の働きが活発になるとされています。こちらも炒め物やお肉の下味に幅広く使えます。

 

長ねぎは食欲がなく胃の不調や冷え、疲れている時におすすめの野菜。うどんやそば、味噌汁や豆腐など薬味としても重宝しますよね。胃腸が弱っている時は温かいお料理と一緒に食べることで胃の働きも良くなります。

 

秋の旬と香味野菜の組み合わせもおすすめです。さんまの塩焼きの大根おろしの上にすりおろした生姜をのせたり、鯖の味噌煮に生姜をすって入れて煮ることで鯖の臭みも軽減されることでしょう。

 

秋の味覚を楽しみながら、同時に体調も良くしていきましょう!

 

 

栗やサツマイモ、落花生などの秋の食材は、

農家直送での購入がおすすめ。

新鮮食材を美味しく楽しむにはもってこいです!

  

秋の味覚を探してみる

 

参考

・薬膳・漢方検定公式テキスト(実業之日本社)

・漢方の知恵を毎日の食卓に いつもの食材 効能&レシピ帖(つちや書店)

・春夏秋冬旬の野菜の栄養事典(エクスナレッジ)

 

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