管理栄養士で節約美容料理研究家の金子あきこです。

 

年齢と共に肌のシミやシワが気になり始めますよね。ビタミンCはシミのもとになるメラニン色素の生成を抑える作用や、できてしまったシミを薄くしてくれる作用などがあります。

 

また、コラーゲン不足が原因の一つと言われているシワ。

そのシワを防ぐためのコラーゲンですが、それを多く含む食べ物(肉類の骨の周りやふかひれなど)とビタミンCを含む食品を一緒に摂ることでコラーゲンはスムーズに合成されます。

つまりビタミンCがたっぷり含まれる柿は、実はお料理にとともに食べることで実力を発揮するのです。

 

デザートだけではもったいない柿。

今日は柿を美味しく賢くいただく方法を考えていきます。

 

 

 

ビタミンAや食物繊維なども豊富!

 

 

柿に豊富に含まれる栄養素はビタミンCだけではありません。柿には皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンAも豊富に含まれています。お肌の乾燥を防ぐことができます。

 

その他カリウムや食物繊維も多いのが特徴です。食物繊維は腸内細菌のエサになりますから良い腸内環境を保つためにも有効です。腸内が綺麗だと栄養素の吸収も良くなり、さらなる美肌にもつながります。

 

ただし柿は体を冷やす作用がありますから、食べ過ぎは禁物です。デザートにする場合、食後や温かい飲み物などと一緒に食べると良いでしょう。

 

甘い柿は実は突然変異だった⁈

 

柿には「渋柿」と「甘柿」があります。渋柿は、果実が熟しても果肉が固いうちは渋みが残る柿のことです。

 

実は甘柿ができたのは渋柿の突然変異と考えられています。甘柿も未熟時は渋いですが熟すにつれ渋が抜け、甘みが強くなります。甘味は品種によって多少変わります。

 

新鮮な柿の選び方は、色が鮮やかでハリ、ツヤがあること、ヘタは緑色で果実に張り付いていることなど、チェックしてから購入するといいでしょう。柿はすぐに柔らかくなってしまうので、すぐ食べない場合はポリ袋に入れて野菜室で保存してください。

 

柿を料理で美味しくいただく方法

 

まずは難しく考えずに、サラダや和え物などに柿を加えてみましょう。彩もよく仕上げられます。その際の柿の美味しい切り方ですが、縦割りに切るのがいいでしょう。タネの周りとお尻が一番甘いため、縦割りにすることで均一な甘さで食べることができます。

 

普段にんじんで作ることの多いなますですが、人参の代わりに柿を使った「柿と大根のなます」は消化を促す大根との相性バッチリです。

 

柿と豆腐を使った「柿入り白和え」は柿のオレンジが映える一品です。

こちらも人参の替わりに柿を加えます。白和えはねりごまやすりごまをたっぷり使うので、ごまに含まれる鉄もコラーゲンの合成に必要な栄養素なので一石三鳥!主菜でコラーゲンの多い鶏肉などを組み合わせればハリのあるお肌作りに役立ちます。

 

塩もみした白菜と千切りした柿を甘酢で和えた「白菜と柿の甘酢和え」も美味しくいただけます。この場合柿の甘さがあるので砂糖は控えめにすることができます。

レタスや水菜のサラダの上に柿を千切りにして上にちらし、ブラックペッパーたっぷり入れたドレッシングを作ってかければ、ピリッと甘辛いサラダになります。また熟した柿といちごなどを加えた「フルーツポンチ」は彩鮮やかなおやつの完成です。

 

ビタミンCは熱に弱い性質があるため、加熱料理ではなく、このようにできるだけ生で摂るのがポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。まさに美肌に良い成分がたっぷり含まれた柿は今しか食べられませんので、ぜひご賞味くださいね。

 

参考文献

・フルーツの便利帳(高橋書店)

・文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」(女子栄養大学出版)

・栄養の教科書(新星出版社)

 

 

【自然栽培の次郎柿は食べチョクで】

 

 

 

農薬・肥料は不使用、安心安全に食べられます。

自然栽培の柿は一般的に生産が難しいとされており、収穫時期には落ちてしまいますが
その中でもきちんと実っている柿です。

大きさにもよりますが、内容量は4~6個になります。

 

種はほとんどなく、果汁が少なく堅めでコリコリとした食感があり、酸味は感じられません。お子様にも食べていただきやすい逸品、完全甘柿の次郎柿を是非ご賞味ください♪

 

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